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手摺強化にはグラウト注入が大切!メリット・デメリットや理由を解説

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グラウト注入は、多くの工事現場や建設の現場で使用されている施工方法です。
グラウト材の材質により、コンクリートと柱を結合させたり、錆びた部分を強化したりできます。

身近にある手摺にゆるみや腐食が見られたら、グラウト注入の施工を検討するのがいいでしょう。

今回は、グラウト注入の特徴やメリット・デメリット、手摺にグラウト注入が必要な理由について解説します。
グラウト注入の概要について知っておきたい方は、ぜひご覧ください。

手摺強化にはグラウト注入が大切!メリット・デメリットや理由を解説

グラウト材の役割とは?

グラウト材には、セメント系・樹脂系・ガラス系の3種類があります。
3種類の中でも、特にセメント系はコストがやや高い傾向にあるので、多くの施工業者は軽量な樹脂系のグラウトを使用しています。

グラウト材は、手摺支柱やコンクリート基礎にできた溝や隙間を埋めたり、雨漏りを防止したりできる効果があります。
建造物の建築から補修工事、地盤沈下による傾きの改良まで、さまざまな現場で幅広く応用ができるのが最大のメリットです。

グラウト注入施工のメリットとデメリット

こちらの章では、グラウト注入の施工に関するメリット・デメリットについて解説します。
施工を検討するには、両者についての理解が大切です。
両者をどちらも把握したうえで、身近な場所のグラウト注入の施工を検討しましょう。

施工のメリット

グラウト材は温度変化に強い品質なので、真夏や真冬でも溶けたり凍ったりする心配はほとんどありません。
そして粘度が低いため、小さな隙間やひび割れがあっても、しっかりと注入の作業をすれば頑丈に埋められます。

また、グラウト材は耐水性が高く、酸性雨・PM2.5・花粉などの有害物質の侵入も予防できます。
グラウト注入を定期的に施工すれば、グラウト材が建造物の天候被害を減らしてくれる強い味方となってくれるでしょう。

施工のデメリット

グラウト注入には、高い技術力と専門性が必要です。
施工がうまくいかないと、薬液が隣に染み出して、隣の家とのトラブルにつながる恐れがあります。

近所とのトラブルにならないためにも、グラウト注入を得意とする業者に依頼するといいでしょう。

グラウト注入はコストが若干高めなので、施工する場所を考えておくのが大切です。
手摺の支柱のような、特に隙間やひび割れができやすい箇所を探して施工場所を限定させておきましょう。

施工が必要なシチュエーション

グラウト材による施工を必要とするシチュエーションとしては、主に以下の2つがあります。

● 耐水性を要する場所の仕上げ
● 各種柱・鉄筋とコンクリートとの結合

それぞれ使い方に違いがあるので、この章で解説していきます。

耐水性を要する場所の仕上げ

建設現場において、雨漏りがしやすい場所や水場周辺などの施工でグラウト材がよく使用されます。
広い場所ではシート防水・ウレタン防水などが主に施工されていますが、ひび割れが見られたらグラウト材を使用するのが一般的です。

漏水や腐食による事故を未然に防ぐためにも、グラウト材によって強化を施します。
仕上げでグラウト材を使用すれば、構造物と一体化して建造物を雨風からしっかりと守ってくれるので、グラウト材は欠かせません。

各種柱・鉄筋とコンクリートとの結合

鉄骨柱とコンクリート基礎、柱鉄筋とコンクリートの各種結合にもグラウト材が使用されます。
鉄骨柱の隙間部分やコンクリート基礎のでこぼこしている部分をグラウト材によって固めて、安定感を高めます。

建造物の基礎の安定や耐震性の強化のために、グラウト材は必要不可欠な存在です。
建物のバルコニーや屋上などにある手摺も、グラウト材を使えば支柱が安定しやすくなります。

次の章で、手摺のグラウト注入について解説しますので、ぜひご覧ください。

村上建設は東京を中心に、大型施設の建設工事を行っています。
大きな現場に関わりたい、キャリアアップを目指したいという方はぜひ、ご応募お待ちしております!

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手摺にはグラウトの注入がいい理由

手摺は、グラウト注入によって定期的に補修する必要があります。
理由は下記の通りです。

● 手摺の腐食を防ぐ
● 手摺を強化して安全性を高める

耐水性と耐久性の高さから、グラウト注入は手摺の安定に欠かせません。
この章では、それぞれの理由について解説します。

手摺の漏水や腐食を防ぐ

ルーフバルコニーなどにある基礎が付いた手摺は、改修後に水はけが悪くなって漏水になりやすくなります。
専門業者がドリルで支柱に穴をあけて、手摺支柱用のグラウト注入を施せば、漏水を予防するのが可能です。

手摺支柱の基礎内部など、目に見えにくい場所に水が溜まって腐食してしまう場合もあります。
そうなると、手摺がぐらつく恐れがあって危険です。

多少のコストはかかっても、長期的な手摺の安全のためには定期的にグラウト注入と点検を行いましょう。

手摺の基礎を強化して安全性を高める

グラウト材は耐久性が高いため、定期的な工事によって手摺をとても頑丈にできます。
支柱に穴をあけて薬剤を注ぎ込む過程で雨水を排出できて、雨漏り予防になる点もメリットの一つです。

グラウト注入は、経年によってできた手摺内部の空洞や支柱とコンクリート間の隙間を埋めて、手摺の安定性を高められます。
建造物の安全性を保つためには、定期的なグラウト注入は非常に大切です。

高度な技術を持つ業者に依頼し、建物の耐久性を高めましょう。

まとめ

グラウト注入は手摺支柱の強化にとても役に立ちます。
安全な手摺にするなら、グラウト注入は必須です。
手摺の錆びや劣化を防ぐためにも、定期的に施工をしていくのがいいでしょう。
定期的にグラウト注入の工事を施工して、手摺や周辺の安全を保つようにしてください。

 

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